備前焼の器
私の好きなもの、ただただ並べてみたシリーズ
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こちらで書いたもの達を、
頼まれもしないのに勝手に詳しく書いてみる、
完全自己満足の世界✨
よかったらおつきあいください♪
「備前焼の器」
出会いは小学生の頃。
ある日、近所の母の仲良しの友達が
遠くへ引っ越すことになった。
「私のこと、たまに思い出してね」とその友達が
大きな箱を母に渡した。
その箱を開けると、深い深い土の色をしたお皿が
入っていた。
私が初めてみた備前焼の器。
私が人生で初めて一目惚れをしたのは
備前焼の器だった。
私は昔からガラスや磁器よりも陶器が好きだった。
ざらっとした焼物。
特に器に詳しいわけではない。
ただ、心引かれるものは、ざらざらの少し色の暗い
焼物だった。
思えば、実家の器はほとんどが美濃焼だった。
母は岐阜の出身だ。
結婚して故郷を離れる時に、嫁入り道具として、
美濃焼の器を選んだらしい。
美濃焼の器と共に大きくなった私は、
陶器が好きになるように刷り込まれていたのかも。
母の友達がくれた備前焼の器は、
実家の器のレギュラー入りを果たし、
毎日のように食卓へ並んだ。
母曰く、「大好きな器は毎日使うものよ」と。
今、我が家の食卓にも備前焼の器が毎日並んでいる。